やる気みなぎ【奮闘日記】– category –
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やる気みなぎの奮闘日記 第10話(介護福祉士試験)
逃げなかった日々が、僕を支えていた 〜 これが、僕の奮闘日記 〜 「みなぎさん、今日ですよ。合格発表」 そう声をかけてきたのは、職場のスタッフだった。スマホで見るべきか、PCの前に座るべきか――少し迷って、パソコンの前に座った。 手が少し震えてい... -
やる気みなぎの奮闘日記 第9話(介護福祉士試験前日)
明日、僕は試される——だけど、独りじゃない。 ~ 不安とプレッシャーの夜、僕に差し伸べられた手 ~ 「寝れないや……」 その夜、僕は布団に入っても、目を閉じても、頭の中は真っ白だった。 明日は、介護福祉士の国家試験。何ヶ月も前から少しずつ準備して... -
やる気みなぎの奮闘日記 第8話(看取りケア)
最期を見届ける強さ——それは、誰かの命のそばに静かに立つ覚悟のことだと思う。 「○○さん、今朝から呼吸が少し早くなってきています。ご家族にも連絡を入れておきましょうか」 申し送りのとき、看護師さんがそう静かに言った。その一言に、場の空気が少し... -
やる気みなぎの奮闘日記|第2期 第7話(認知症ケア)
伝えたいのは、安心でした あのとき、しずくの顔には、昔の自分が見えたんです。認知症のある利用者さんへの声かけ――何が正解かわからなくて、不安でいっぱいだったあの頃の僕。だからこそ、今度は僕が伝えたかった。「安心していいんだよ」って。 そんな... -
やる気みなぎの奮闘日記|第2期 第6話(実務者研修)
『“介護過程”って、こんなに深かったんだ。』 〜 現場1年目を超えて見えてきた、“考える介護”のむずかしさ 〜 こんにちは、みなぎです。介護の現場に入って、1年と少し。できることも増えて、「新人」と呼ばれることは少なくなってきた。どこかで「自分は... -
やる気みなぎの奮闘日記|第2期 第5話(外出レクリエーション)
『カフェの帰り道、語った僕の“ヒヤリ”』 春の午後。今日は外出支援で、近くのカフェに来ていた。 利用者さんとの付き添いに、僕としずくのふたり。天気もよくて、ちょっとしたレク日和だ。 「また来たいね、ここのコーヒー。」 カップを両手で包んだ利用... -
やる気みなぎの奮闘日記|第2期 第4話(転倒振り返り)
背中を押してくれた言葉 骨折事故のあと、僕はずっと、心に引っかかりを感じていた。 💭 「もっと早く気づいていれば、何かできたんじゃないか。」 そんな考えが、仕事中も、帰り道も、頭を離れなかった。 涼風さんも、そんな僕の様子に気づいていたのかも... -
やる気みなぎの奮闘日記|第2期 第3話(転倒)
止められなかった…それでも僕は前を見る 「今日は日勤だね。なんか、明るいだけでホッとするね。」 しずくが、少しだけ笑った。僕も思わず笑ってしまう。夜勤続きだったから、こうして昼間に動けるだけで、どこか気持ちが軽かった。 「今日ものんびり支援... -
やる気みなぎの奮闘日記|第2期 第2話(新人の夜勤指導)
「初めての夜勤。緊張しているのは僕だけじゃなかった。」 19時。 交代ミーティングが終わり、現場は夜の空気に切り替わっていた。 今日の夜勤は、僕――八琉木みなぎ(やるき みなぎ)と、新人の涼風しずく(すずかぜ しずく)の2人だ。 涼風さんにとっては... -
🌙やる気みなぎの奮闘日記|第2期 第1話(初めての一人夜勤)
『はじめての一人夜勤。眠れないのは僕だった。』 ※このエピソードは、入社4か月目の頃――まだ新人だった僕が、はじめて「一人夜勤」に挑戦したときの記録です。 16時25分。タイムカードの前で、一度だけ深呼吸した。心臓がドクンドクン鳴ってるのが、自分...
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