
はじめまして、涼風しずくです。
介護職1年目の新人で、まだまだ勉強中です。
このページでは、現場で感じたことを小さく記録していきますね。
🔹ある日突然、先輩が「辞めようと思う」と言った
その日の帰り道、しずくは少し遅れて更衣室に向かっていた。
すると、ドアの向こうから先輩たちの話し声が聞こえた。
「……私、辞めようと思う」
一瞬、空気が止まったように感じた。
それはいつも明るくて頼れる先輩の声だった。
数秒後、「そうなんだ……」という誰かの返事と、沈黙。
しずくはそのまま更衣室に入らず、階段を一段下りたところで足を止めた。
🔹「辞めたい」って、どういう気持ちなんだろう?
その日の夜、家に帰ってからもしずくの心はざわざわしていた。
——辞めたいって、どういう気持ちなんだろう。
——あの先輩が、そう思うなんて。
しずく自身も、これまで何度かそう感じたことがあった。
仕事が終わらず遅くまで残った日。ミスをして注意された帰り道。
利用者さんの言葉に、どうしても傷ついてしまったとき。
「もう辞めたいな……」そうつぶやいたこと、あったはず。
でも、口に出すのは怖くて、誰かに言うほどのことでもない気がして。
心の奥にしまいこんでいた気持ちだった。
🔹職場の仲間にそっと聞いてみた
翌日、しずくは職場のいろんな人に、さりげなく聞いてみることにした。
同僚A(正社員3年目)
「私は新人のとき、利用者さんにすごくきつく怒鳴られたことがあって…。それがしばらくトラウマで、辞めようか悩んだことあったな」
同僚B(主任)
「上司に評価されないのがつらかった。何を頑張っても“当然”みたいな扱いで、報われない感じがしてさ」
同僚C(パートさん)
「私はあんまり評価とか気にしてなくて…。ただ、たまに人間関係がちょっと面倒だなって思うときはあるよ」
同僚D(別のパートさん)
「私はね、パートなのに正社員と同じくらいの負担があって、“これでパートって何だろう”って悩んだことあるよ」
🔹「辞めたい」の理由は、ひとつじゃない
いろんな人の声を聞いて、しずくは気づいた。
——辞めたくなる理由って、本当に人それぞれなんだ。
誰かに傷つけられたから。評価されなかったから。
想像していた働き方と違ったから。
でも、それは“弱さ”じゃない。



「辞めたいって……きっと、“変わりたい”っていう気持ちの裏返しなんだと思う」
そんなふうに考えたとき、しずくの中で、風向きが少し変わった気がした。
🔹しずくのノートに書かれた言葉
その日の夜、しずくはポケットに入れていたメモ帳を開いた。
そして、そっと書き加えた。
「辞めたいと思ったら、自分に優しくしてあげよう」
それが、しずくの最初の学びだった。
📖 しずくの調査ノートより
「辞めたい」と感じる理由は人それぞれ。
でも話を聞いてみると、意外と多くの人がその一歩手前で踏ん張っていることに、しずくは気づきました。
迷ってもいい。悩んでもいい。
それでも自分なりに答えを探そうとしている人がたくさんいます。
しずくが見つけた“ヒント”が、あなたの支えになればうれしいです。
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