面接の内容に自信がなくても、「準備」をしっかりしておくことで安心感がグッと増します。
実際に受かる人ほど、“ちょっとした事前対策”をきちんとやっています。
✅ 1. ホームページをチェックしておく
応募する施設のホームページには、その施設の理念や特徴、イベント、スタッフ紹介などが掲載されていることが多いです。
「なぜこの施設を選んだのか?」という志望動機を語るうえでも、とても役立ちます。
🔎 見ておきたいポイント:
- 理念や方針
- 「〇〇らしい介護」などのキーワード
- スタッフの雰囲気・イベント情報
✅ 2. よく聞かれる質問を“声に出して”練習してみる
質問と答えを考えているだけでなく、実際に声に出して練習してみると、面接本番で言葉がスムーズに出てきます。
💡練習のコツ:
- 鏡の前で話してみる
- スマホで録音して聞いてみる
- 誰かに軽く聞いてもらうのも◎
✅ 3. 施設の“理念”を理解しておく
介護施設では、「私たちのケアの軸」を大切にしているところが多くあります。
その理念に共感していることを伝えることで、面接官も安心します。
🌱 たとえば:「その人らしい暮らし」「最期まで寄り添う介護」「笑顔の多い生活」など
どうしても面接が不安なら、転職サイトを使ってみるのも手
「準備してもやっぱり面接が苦手…」
「何を話せばいいのかわからない…」
そんなときは、介護職専門の転職サイトを使うのも一つの手段です。
最近では、応募先の紹介だけでなく、面接の事前アドバイスや練習まで付き添ってくれるサポートがあるサイトも増えています。
面接が苦手な方には、アドバイザーが一緒に答え方を考えてくれたり、
希望条件に合う職場を代わりに探してくれたりと、心強い味方になってくれます。
よく聞かれる質問とその答え方
✅ 1. 志望動機を教えてください
この質問のねらい:「なぜこの仕事を選んだのか」「うちの施設を選んだ理由は?」という熱意や価値観を見ています。
答え方のコツ:施設の理念やホームページを事前にチェックし、「共感した点」をまじえて話すと印象アップ。
回答例:
「御施設の“その人らしさを大切にするケア”という理念に共感し、私もご利用者様の気持ちを大切にした介護を実践したいと思いました。」
✅ 2. 前職を辞めた理由は?
ねらい:「問題があったのか?長く働ける人か?」を見ています。
コツ:ネガティブな理由は正直にしすぎず、「次のステップに進みたい」という前向きな表現にしましょう。
回答例:
「前職では3年間働き、たくさんの学びがありました。今後は新しい環境で経験を広げていきたいと思い、転職を決意しました。」
✅ 3. あなたの長所と短所を教えてください
ねらい:「自分を客観的に見られるか」「どう成長しようとしているか」を確認する質問。
コツ:短所を言うときは、それに対して自分なりに取り組んでいる工夫も添えて。
回答例:
「長所は、相手の話を丁寧に聞けるところです。短所は慎重になりすぎる点ですが、最近は“まず行動してから振り返る”ことを意識しています。」
✅ 4. どんな介護をしたいですか?
ねらい:「この人は利用者さんとどう向き合いたいと考えているか?」を見ています。
コツ:言葉だけでなく、過去のエピソードや心に残った場面を交えて話せると◎。
回答例:
「ご利用者様が“自分らしく”いられるように、その人の価値観や生活リズムを大切にした介護をしたいです。以前、お一人お一人の“日課”を守ることで笑顔が増えた経験があり、そうした支援をまたしたいと感じています。」
✅ 5. チームで働くときに大切にしていることは?
ねらい:チームケアが前提の介護現場で「協調性」「報連相」ができるかを確認。
コツ:具体的なエピソードがあると説得力が上がります。
回答例:
「報連相を丁寧に行い、困っている職員がいれば声をかけてフォローするようにしています。以前、新人の職員さんが不安そうだったとき、私から声をかけたことで安心してくれた経験があります。」
✅ 6. ストレスを感じたとき、どう解消していますか?
ねらい:「自分の感情をコントロールできるか」「自己管理できているか」を見ています。
コツ:趣味・生活習慣・誰かに相談するなど、健全なストレス解消法を伝えましょう。
回答例:
「休みの日は自然の中を歩いたり、趣味の登山でリフレッシュしています。気持ちが整理されて、次の日も前向きに働けます。」
✅ 7. 夜勤・シフトについての希望はありますか?
ねらい:「勤務条件が合うかどうか」「協力的な姿勢があるか」を確認。
コツ:無理せず正直に伝えつつ、柔軟に考えている姿勢を見せましょう。
回答例:
「家庭の都合で夜勤は月2回までが希望ですが、施設全体の状況を見て調整も可能です。」
✅ 8. 自己紹介をお願いします
ねらい: 面接の冒頭で人柄や簡単な職歴を知るための定番質問です。
コツ: 経験年数や介護に対する想いを簡潔に伝えるのがポイントです。
回答例:
「〇〇と申します。これまで〇年間、介護職として勤務してまいりました。利用者様一人ひとりに寄り添ったケアを心がけております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
✅ 9. 何か質問はありますか?(逆質問)
ねらい: 応募者の関心や意欲を確認するための質問です。
コツ: 施設の方針や働き方に関する質問を事前に用意しておくと安心です。
質問例:
- 「御施設で大切にされているケアの方針について、もう少し詳しく教えていただけますか?」
- 「新人研修やサポート体制についてお伺いできますか?」
面接時に気をつけたいマナーやポイント
介護職の面接では、話の内容だけでなく「人柄」も見られています。以下のポイントを意識して、丁寧に対応しましょう。
- 服装: シンプルで清潔感のある服装(スーツまたはきれいめな私服)
- あいさつ: 明るく、相手の目を見て「よろしくお願いします」
- 姿勢: 背筋を伸ばして、落ち着いて話す
- 到着時間: 10分前行動で安心と信頼感を
職場見学で見ておきたいポイント
見学は面接と同じくらい大事な場面。
「こちらも職場を選ぶ立場」だという意識を持ちながら、真剣に観察してみましょう。
- スタッフ同士の雰囲気はいいか?
- 利用者さんに自然な笑顔があるか?
- 施設内は清潔か?整理整頓されているか?
- スタッフの声かけや介助が丁寧か?
たけのこからのひとこと
僕が新人だったころも、面接ってすごく緊張しました。
でも、面接って「完璧に答える場」じゃなくて、「あなたの想いを届ける場」だと思うんです。自信がなくても、少し練習すれば、ちゃんと伝わります。
焦らず、あなたのペースで、しっかり一歩を踏み出していきましょう。
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