ユニット型特養のオンコール体制とは?|夜勤中の急変対応も解説!

夜勤中の心強い支えとなる「オンコール体制」。
この記事では、ユニット型特養におけるオンコールの基本と、夜勤中に起こり得る急変時対応について、実体験を交えながらわかりやすく解説します。

目次

  1. オンコール体制とは?
  2. どんなときにオンコールする?
  3. 急変時の対応|救急車やAEDも
  4. 夜勤者が心がけたいポイント
  5. まとめ:焦らず、確実に対応しよう

🔶 1. オンコール体制とは?

ユニット型特養では、夜勤中に看護師が施設に常駐していない代わりに「オンコール体制」が取られています。

  • 緊急時に電話連絡を入れ、指示を受ける
  • 必要に応じて看護師が施設に駆けつける

夜勤スタッフだけでは判断できない医療的な問題にも、オンコールでサポートが受けられるので安心です。

🔶 2. どんなときにオンコールする?

オンコール連絡が必要になる主な場面は次の通りです。

  • 利用者さんの発熱(目安は37.5℃以上)
  • 呼吸状態の異常(息苦しさ・呼吸数の増加)
  • 意識レベルの低下
  • 転倒やケガによる外傷
  • その他、体調変化で不安を感じたとき

「迷ったら連絡」を基本に、不安な場合はすぐオンコールすることが大切です。

🔶 3. 急変時の対応|救急車やAEDも

※急変時(意識消失・呼吸停止など明らかな異常時)は、すぐにオンコール連絡を入れることが大切です。

まずは深呼吸して、落ち着きましょう。

急変時には、場合によっては救急車を呼ばなければならないこともあります。
また、心停止が疑われる場面では、施設内に設置されているAEDを準備し、必要であれば使用することも求められます。

※AEDの使用については、施設内の研修や看護師から事前に指導を受けておくと安心です。
(詳しくは夜勤中のケア内容もご参照ください)

万が一に備え、以下を頭に入れておきましょう。

  • 救急車の呼び方(場所・施設名の伝え方)
  • AEDの場所と使い方(電源を入れ、音声ガイダンスに従い、パッドを胸に貼り、指示があればショックボタンを押す。心臓マッサージを続けながら救急隊を待つ)
    ※ペースメーカー装着者の場合は、ペースメーカーの位置(胸のふくらみ)から8センチ以上離してパッドを貼りましょう。
  • 緊急時の優先順位(命の安全確保→オンコール連絡→記録)

🔶 4. 夜勤者が心がけたいポイント

  • 一人で抱え込まない(迷ったらまず近くの夜勤者に相談、それでも不安ならオンコール)
  • マニュアルをよく確認しておく
  • 夜勤開始前に緊急時の流れを再確認する
  • 日勤帯で急変対応があった際にも、積極的に関わって経験を積んでおくと、夜勤での対応に自信が持てるようになります。また、実際の対応の様子を見ておくだけでも、いざというときの動き方がイメージしやすくなります。
  • 日々の観察を丁寧に行う(小さな変化にも気づく)

夜勤は責任が大きい分、不安も強いですが、準備と心構えで乗り越えられます。

夜勤を無事に乗り切るためには、夜勤中のリスク管理も重要です。

👉 夜勤中に気をつけたい3つのポイント|せん妄・転倒・体調急変への対応

🔶 5. まとめ:焦らず、確実に対応しよう

夜勤中に起こる急変は、焦ってしまいがちですが、落ち着いて一つずつ行動することが命を守るカギになります。
オンコール体制をうまく活用し、マニュアルに沿った確実な対応を心がけましょう。


【たけのこの一言】
「迷ったら、まず相談。夜勤は一人じゃないから大丈夫!」

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