ヒヤリハットとアクシデントを防ぐ!|新人介護士さんが知っておきたいリスク感覚と現場の工夫

介護の現場で役立つ豆知識

✅冒頭:共感と導入

「うっかり車いすのブレーキをかけ忘れそうになった…」
そんなヒヤリとした経験、ありませんか?

介護の現場では、思わぬ“ヒヤリ”がいつ起きてもおかしくありません。
新人介護士さんにとって、まずは「何が危険か」に気づける感覚がとても大切です。
この記事では、ヒヤリハットとアクシデントの違い、防止につながる取り組みまで紹介します。


✅1. ヒヤリハットとは?

  • ケガなどの被害はなかったけれど、もう少しで事故になりそうだった出来事
  • 例:転倒しかけた、熱い飲み物をこぼしそうになった、など
  • 「何も起きなかったからOK」ではなく、気づいて行動に変えることが大切

☕ちょこっと豆知識:ヒヤリ?ヒアリ?

「ヒヤリハット」を「ヒアリハット」と書いてしまう人、実は結構います。
でも正しくはヒヤリです。
“ヒヤッ”とする体験から来た言葉なので、冷や汗の「ヒヤリ」と覚えておきましょう!
(ちなみに「ヒアリ」は毒を持つアリです🐜)


✅2. アクシデントとは?

  • 実際にケガや事故が起きたケース
  • 例:転倒して打撲、移乗中に職員が腰を痛めたなど
  • 報告・記録・再発防止が必要な重要な出来事

✅3. ヒヤリハットが大事な理由

  • ヒヤリハットは“事故の前触れ”
  • 「1件のアクシデントの裏には29件のヒヤリハットがある(ハインリッヒの法則)」
  • だからこそ、ヒヤリ段階での気づきが事故を防ぐカギになる

✅4. 自分の体験を振り返ってみよう

「あれもヒヤリハットだったのかも」
「あのとき気づいておけば…」

  • 経験を振り返ることで、リスクに対する感覚が育つ
  • ヒヤリもアクシも、必ず周りに共有しよう。
    その話が、誰かの次のヒヤリやアクシデントを防ぐきっかけになるかもしれません。

✅5. 現場でできる!ヒヤリ・アクシデントの防止策

📸 写真を使った危険予測トレーニング(KYT)のすすめ

  • 日常の現場(ベッド周り、トイレ、浴室など)を写真で撮影
  • スタッフでその写真を見ながら「どこに危険が潜んでいるか?」を話し合う
  • 写真で見ると、普段見逃していたヒヤリの種が見えてくる!

「視点を変える」ことで気づけることがある。
新人さんの感性は新鮮なので、むしろ一番大事な視点を持っていることも!


⚠️ちょっと一言|“慣れ”に潜む危険にも注意

介護の仕事に少しずつ慣れてくると、どうしても「いつも通り」が当たり前になります。
でも、ヒヤリ・アクシデントは「油断したその瞬間」にこそ起きやすいんです。

  • 「このくらい大丈夫だろう」
  • 「前も問題なかったから今回も大丈夫」

こうした気のゆるみが、大きな事故につながることもあります。
慣れてきた今こそ、もう一度基本を見直すタイミングです。


✅6. まとめ|“防げたかもしれない”を減らすために

防ごうとしても、防げないアクシデントが起こることもあります。
それでも、「なぜ防げなかったのか?」を振り返ることが、次の予防につながります。
あまり気落ちせず、自分を責めすぎずに、前を向いて考えていきましょう。

ヒヤリもアクシデントも、誰の身にも起こり得ます。
でもそれを共有し、現場全体で考えることで、未来の事故は確実に減らせます。
一人の気づきが、みんなを守る力になります。

🍃たけのこの一言

「“いつも見てる”場所ほど、よく見直そう。ヒヤリの種は、そこにある。」


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